尾島ねぷたまつりは、青森県弘前市と太田市との歴史的なつながりにより、1986年(昭和61年)から始まりました。「ヤーヤドー」の掛け声とともに約10台のねぷたが会場を練り歩き、高さ7メートルにもおよぶ扇ねぷたとねぷた太鼓の隊列は勇壮そのものです。太田の夏の夜に浮かび上がる色鮮やかな武者絵の幻想的な美しさに心を揺さぶられます。特に祭りのクライマックスであるねぷた太鼓とまつり囃子の大合奏には注目です。
2023年のねぷた祭り
そして、今年も下記の日程で、太田市合併20周年事業として開催されました!
令和6年8月14日(水曜日)、15日(木曜日) 荒天の場合中止
●津軽物産市 午後3時から午後10時まで
●オープニング式典 14日(水曜日)午後6時10分から午後6時30分まで
●ねぷた運行 14日(水曜日)午後6時30分から午後9時00分まで
15日(木曜日)午後6時30分から午後8時50分まで
ねぶた祭りとねぷたまつりの違い
ところで…皆さんは、「ねぶた祭り」と「ねぷたまつり」の違いを、ご存知でしょうか?
仙台の七夕祭り、秋田の竿灯祭り、そして青森のねぶた祭り。この3つは東北三大祭りとして知られ、夏の東北観光の目玉でもあります。その中の青森のねぶた祭りは「あれ?ねぶた?ねぷた?」と、どちらが正しい名前か迷う人も多いようです。
しかし正解は「どちらも正しい」のです!青森で開催されるのがねぶた祭り、弘前で開催されるのがねぷたまつり。どちらも歴史ある厄払いの祭りです。
青森のねぶた祭りと弘前のねぷたまつりの大きな違い
みなさんは、青森のねぶた祭りと弘前のねぷたまつりの大きな違いは何だと思いますか?
それは・・・引き回される山車の形なのです!
青森は今風に言えば歌舞伎の荒事などのシーンを3Dの立体型で表現するのに対し、弘前は扇形の平面に描く2Dスタイルが主であること。弘前のねぷたは、平面の絵画でありながら、飛び出さんばかりの迫力で描かれます。表が武者や英雄、裏は美人画や水墨画の、静と動が表裏一体で表現されています。
由来は諸説ありますが、弘前のねぷたまつりは、忙しい夏の農作業の妨げとなる眠気や怠け心などを流す、「眠り流し」という農民行事から生まれ、ねぷたの語源もこの「眠り流し」から「ねむたながし」、「ねむた」、「ねぷた」と転訛したのではないかと言われているそうです。
尾島町ねぷたまつり
尾島町ねぷたまつり、ご覧になった方、いらっしゃいますでしょうか。
ねぷた運行の際の大事なことを記載した記事を見つけましたので、ご覧ください。
上に乗る人達の、狭い道も器用に運行される光景は、毎年すごいなと思っています。
大きなねぷたをしっかりコントロールして動かしている人たち、というのも見どころの一つですね。ねぷたの運行は確かな経験としっかりとしたチームワークが必要で、狭い道の運行はもちろんですが、広い道路でも実は大変なんです。
直線の道でも、上手に電線を回避していかないといけないんです。ねぷたは急ブレーキが出来ないので、指揮する人・誘導する人が先をしっかり見て、的確な指示を仲間に出していく必要があるんですよ。ねぷたは上部が折れるようになっていて、電線がある度にたたむようになっています。夜は電線が見えないんですよね。うっかりしているとねぷたも上に乗っている人も電線にぶつかってしまいますし、事前に回避するようにトランシーバー等でやりとりしないといけないんです。
まとめ
今回のブログではねぶたとねぷたの正しい名前はどっち?青森のねぶた祭りと弘前のねぷたまつりの大きな違いについて、そして群馬県太田市の尾島ねぷたまつりの紹介をさせていただきました。
実は、我が家の次男も、ここ数年ねぷたの上に乗らせて貰う大役を仰せつかって…家族で、その雄姿を見に行っています!
毎年8月の14日と15日の固定で行われる太田市尾島ねぷたまつりを
ご覧になったことのない方は、是非とも一度観に行かれることをオススメします!
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